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生きること以上に死ぬことを学ばなければならない。―『チベット 死者の書』より

表現

表現をやってたときっていうのは、なんかもっと自分に自信があったし、堂々ともしてたし、SNSで作品を出していたけど、あれはあれで良かった。

 

だけど、作品は作った瞬間『過去のもの』になってしまって、それが虚しくて、そして私を強く焦らせた。次、作るときはこれよりいいものを作らないといけない。このときより輝いてる自分を出さなきゃいけない。そんなプレッシャーにばかり押し潰された。当時は借金も抱えてたし、コンビニで働きながらの活動だったし、本当に辛かった。

 

私の活動というのは私の精神状態や気分にとても影響されているもので、それらが良ければ活動をやるけど、良くないとできない。支えてくれる人も、大変さや苦しみを理解してくれる人はいない。私が苦労してつくった自分や自分の肉体、そして作品を、ただ見て、その大変さや苦労に理解はせず、理解しようともせず、おそらく理解できる頭も持たず、男の人はシコって終わりだ。